オールインワンジェルを使うと出るモロモロ、これって何?
オールインワンジェルを使用している人の口コミや評判をのぞくと、よく見かけるのが「モロモロしたものが肌に残る」という意見です。
オールインワンジェルを肌に付けてマッサージしていると、まるで消しゴムのカスのようなものが出てくるようです。
いわゆるこれがモロモロです。
ピーリングジェルを使って肌をマッサージすると、肌の表面の古い角質が取れてポロポロと消しゴムのカスのようなものが出てきます。
それと同じようなものがモロモロとして出てくるので、オールインワンジェルを使ったときに出てくるものは角質なのでしょうか?
残念、違います。
オールインワンジェルにはピーリングジェルのような表面の角質を落としてくれるような効果はないので、角質ではないということです。
ではそのモロモロは、皮膚の垢なのでしょうか?
垢と角質は似ているようなものですが、垢は皮脂にごみやチリ・埃といったものが混ざって皮膚にとどまっているものです。
角質と垢の違いを明確に説明するのはなかなか難しいのですが、どちらにしても垢でも角質でもありません。
では一体このモロモロの正体は何でしょうか?
モロモロの正体、実はオールインワンジェルのカスなんですよ!
カスってどういうこと?と思うかもしれませんが、肌の上にのせてオールインワンジェルが乾燥してしまいカスのようにポロポロしてしまうということなのです。
オールインワンジェルに配合されている成分が原因?
オールインワンジェルはみずみずしくジェリーのようなぷるっとしたテクスチャーのものが多くあります。
水のように液体のようにサラサラしているわけではなく、ある成分がそのぷるっとした感触を出しているのです。
ある成分とは、増粘剤の代表である「カルボマー」といわれる成分です。
化粧品にとっては、粘りというかとろみなどを出すために、この増粘剤が多く使われていて必須成分といえるかもしれません。
カルボマーについて簡単に説明すると水溶性の高分子ポリマーです。
低分子ではないので、肌の奥に浸透しすぎるということはありません。
名前だけ聞くとなんだか体に悪そうな成分・・・と思ってしまうかもしれません。
数年前までは残留物に刺激があるものもあったそうですが、現在は技術の進化によりそのようなことなく、安全性が高いといわれています。
多くの化粧品や食品にも使われている成分です。
どうしてこの成分が配合されているかは先に書いたようにジェルのぷるっとした感触を出すために配合されていますが実はそれだけではない理由もあります。
増粘剤であるカルボマーを配合していることで安定性が維持されるのです。
オールインワンジェルなど化粧品は製造して3年間の保証期間がありますが、この3年の間品質が変わってしまってはダメですよね。
温度変化を受けたり、湿度に左右されたり、微生物の繁殖がおきてしまってもいけません。
また化粧品の分離を防ぐためにもこの増粘剤である成分は必要となります。
肌を表面にとどまることで水分を閉じ込める役割もこの増粘剤である成分が必要となります。
肌表面を覆ってしまうことで、皮膚呼吸ができないなどの情報を目にしますが、皮膚呼吸を邪魔することはありません。
モロモロが出るのはどうして?
モロモロが一体何であるかはお分かりいただけたと思いますが、ではどうしてこのモロモロはオールインワンジェルを付けることで出てきてしまうのでしょう?
増粘剤であるカルボマーは乾燥するとモロモロに姿を変えてしまいます。
???
もっと簡単に説明しましょう。
肌にぷるっとした感触であるオールインワンジェルを付けます。
それを肌の上でなでるようにマッサージしながらなじませていきます。
この時です。
この時肌になじみきれずにいるカルボマーが肌の上で乾燥してしまい、また摩擦でも乾燥してしまいます。
そして肌からぽろぽろするモロモロへと変わってしまうのです。
つまりオールインワンジェルが乾燥したカスがモロモロということです。
このモロモロが出るからと言って肌に影響があるわけではありません。
見た目もピーリングのようで悪く、気になりますよね。
しかもこの後にファンデーションなど化粧をしていこうと思うと、まず化粧がうまくのらないでしょう。
ではいったいどうしたらよいのでしょうか?
モロモロが出てしまう原因とは?
原因にはいくつか考えられるものがあります。
オールインワンジェルのつけすぎ
効果を期待しすぎてしまうあまりたくさんつけてマッサージするといいだろうと思ってたくさんオールインワンジェルを付けてしまっていることはありませんか?
このつけすぎが原因となっている場合もあります。
肌につけすぎることでどうしてもなじむことが出来ず余ってしまうオールインワンジェルが出てきます。
すると乾燥してしまうことでモロモロの原因になってしまいます。
肌への摩擦がダメージにつながる
肌のしわを伸ばしたい、たるみを何とかしたいと思うあまり、強く肌をこすっていませんか?
マッサージのつもりでもそのこすっていることが肌への摩擦になります。
摩擦によってオールインワンジェルが乾燥してしまいモロモロ誕生につながってしまいます。
そしてモロモロ誕生はもちろん、肌にもダメージが加わってしまっていることを忘れてはいけません。
優しく肌になじませ、優しく押さえるようにしましょう。
他の化粧品との反応の時もある
オールインワンジェルだけでは物足りなくて何か化粧品をプラスしている人もいるでしょう。
もしかしたらプラスした化粧品との反応でモロモロが出てしまうこともあります。
例えばプラスしている化粧品や化粧下地などの成分に反応してより増粘力が高まってしまい逆に固まってしまいモロモロになってしまうこともあります。
何回かに分けて塗るのが逆効果
1度にたくさんつけすぎてしまうことで、肌になじまないジェルが乾燥してしまいモロモロの原因になると書きました。
でもどうしても保湿力がもっと欲しいと思い、もう一度または何回かに分けて少しずつ肌につけようと考えるかもしれませんが、残念ながら逆効果になってしまうことがあります。
モロモロの原因はジェルが乾燥してしまうことにあります。
1度肌につけた後にもう一度つけると、先に肌につけたジェルが乾燥してた場合、新たなジェルを肌につけることでモロモロの原因になってしまいます。
ジェルの適量をつける
優しくなでるようにつける
ふたやキャップなどしっかり閉めてジェルそのものの感想を防ぐ
肌につけたときに優しく手のひらで包み込みジェルをなじませる
※ティッシュなどで軽く油分や水分、余っているジェルを吸い取ることもおすすめですが、できれば少し時間を空けてなじむまで待つほうが肌へのダメージは減ります!
コラリッチEXはモロモロがでないって聞くけどどうなの?
ジェルのあのぷるっと感を出すためにはどうしても増粘剤が配合されてしまうことは今まで説明しました。
では増粘剤が配合されているオールインワンジェル全てからモロモロがでる心配があるかというと、そうではありません。
詳しい仕組みについては製造元ではないとわからないのですが、最近ではモロモロが出にくいジェルも多く販売されています。
その中の1つがコラリッチEXです。
コラリッチEXもモロモロが出にくいと評判です。
管理人自身もモロモロが出たことは今のところありません。
もちろんモロモロが出ないように気を付けているということもありますが・・・
モロモロが出にくいと評判のコラリッチEXを優しく肌に使い続けてみませんか?
見違える肌に変わるチャンスかもしれません!